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Vol.40 FC町田ゼルビア グッズ担当/神戸琴葉

  • 2023.08.16

    Vol.40 FC町田ゼルビア グッズ担当/神戸琴葉

PASSION 彼女たちのフィールド

1年半のインターンを経て、この春から社員としてFC町田ゼルビアのグッズを担当する神戸琴葉さん。ファン・サポーターやチームのことを第一に見つめ、大好きな場所で生き生き働く姿が印象的です。現役選手だったところからインターンを経て今に至るまでの経緯や、ひたむきな姿勢とその目指すところについて、お伺いしました。

―現在の活動内容について教えてください。

神戸 FC町田ゼルビアでグッズ担当をしています。試合会場でのグッズ売り場の運営やグッズの企画、開発、オンラインストアの運用なども行っています。
4月に入社したのでまだまだ新米です。それまではこのクラブでインターンを1年半ほどさせて頂いて、4月から社員として入社しました。
1日のスケジュールは日によって違いますが、事務所勤務の時は10時前に出社して、ホームゲームの試合周りのグッズの準備や広報活動、TwitterやHP作成に関わる準備を担当しています。試合で販売する商品の選定やPOP制作、在庫管理なども行っています。

―2年前インターンをすることになった経緯は?

神戸 元々ゼルビアでイベントスタッフのアルバイトをしたことがあり、その後たまたまインターン募集の広告を見つけたことがきっかけです。10年間サッカーをしていたので、サッカー業界には興味があり、トライしてみようと思って応募しました。

―インターン時代と社員になってから感じる違いはありますか?

神戸 社員になってからはより一層、しっかりと責任を持たないといけないなと感じています。アルバイトの方に指示を出して場を動かすのも社員の役割なので、目の前だけでなく周りを見て行動できるようにしないといけないというのはインターンの時とは大きく違うところだと感じています。

―サッカーはどれくらいされていたんですか?

神戸 小6から始めて大学1年生までやっていました。中学生の時は町田のクラブチームに所属していて、神奈川の高校でサッカー部、大学でまた町田のクラブチームに戻ってきた感じです。ポジションはボランチかFWでした。

―ご自分で振り返って、どんな選手でしたか?

神戸 パスで周りの選手を活かすのが得意だったと思います。自分でドリブルで突破していくというよりかは、ボールを受けてそれをさばいていく、という選手でした。
高校時代、当時、神奈川県内には女子チームが20チームくらいあって、その中で神奈川県女子サッカーのリーグ戦で、BリーグからAリーグに昇格できたのは、一番嬉しい経験でした。

―グッズ販売をされるにあたって大事にしていることは?

神戸 常にお客様目線を忘れないということは1番大切にしています。インターン時代から今もずっと、準備や開発段階などいろいろな場面で意識しています。

―グッズの特徴やこだわりはありますか?

神戸 ひとつのグッズというよりは、ゼルビア全体でスタジアムを「天空の城野津田」としてブランディングする事業を行っています。
スタジアムが小高い丘の上にあって、元々サポーターから「天空の城」と呼ばれているところから着想を得て、中世の古城をイメージしたブランディングを2021シーズンから取り組んでいます。
ヨーロッパ中世のお城なので、グッズ売り場のことを「武器・防具屋」、ガチャガチャのブースを「遊技場」と呼んでいます。たくさんのゼルビアの紋章旗がたなびく様子、そういうところから作られるスタジアム会場の雰囲気は、ゼルビアならではのものだと思います。
ご来城くださるメインの年齢層は40〜50代の男性が多い印象ですが、最近はご家族連れの方も多く来てくださるようになりました。
おすすめのグッズは蹴球印帳(しゅうきゅういんちょう)と蹴球印(しゅうきゅういん)です。
ホームゲームで毎試合、販売される蹴球印を蹴球印帳に貼っていきます。御朱印のような感じで。試合ごとに蹴球印に登場する選手が変わるので、蹴球印はその日にしか購入できない限定グッズです。
グッズ担当としては、試合ごとに蹴球印をどの選手にするかというのも重要なポイントで、その日の対戦相手のチームに昔在籍していた選手や、出身の選手を選んでいます。

―今後の展望みたいなものはありますか?チームとしても神戸さん個人としても。

神戸 チームとしてはなんといっても今シーズンの目標であるJ2優勝とJ1昇格です!私個人としては、グッズ担当として、たくさんの方にゼルビアのこのグッズいいなと思われる、他のクラブからも真似していただけるようなグッズを作っていきたいと思っています。

―選手の皆さんと交流されることはありますか?

神戸 広報活動としてTwitterに載せるために、よく選手の皆さんにグッズを持ってもらった写真を撮らせてもらいます。練習場に私たちのいる事務所もあるので、選手の皆さんとの距離も近いと思います。

―これだけは伝えておきたいということはありますか?

神戸 インターンから採用になった立場から、Jリーグを志望している学生の方、サッカー業界に興味がある方へお伝えしたいこととして。
サッカー業界は大変というイメージがあります。実際その通りなのは、私もひしひしと感じていますが、それ以上にファン・サポーターの皆さんの笑顔や、チームが勝ってみんなで最高な雰囲気を味わえる、それは大変さ以上にやりがいを感じられる瞬間だと思います。
もし迷っているならインターンや他の入口からでも、どんどんチャレンジしてほしいなと思います。
今シーズンは開幕から連勝が続いて好調です。チームとしても会社としても雰囲気がいいのがすごく感じられて、とても楽しみです。

―「天空の城」見てみたくなりました。たくさんのグッズをみているとゼルビー、かわいいしかっこよくて好きになりそうです。ありがとうございました。

<プロフィール>
神戸琴葉(かんべ ことは)
FC町田ゼルビア グッズ担当。
2001年生まれ、神奈川県出身。小6でサッカーを始め、弥栄高校在学中にはリーグ昇格に貢献。高校卒業後は町田のクラブチームHFCレディースに在籍。大学1年時膝の怪我をし、その後、大学3年の夏からインターン生としてFC町田ゼルビアのグッズを担当。1年半を経た2023年度より正社員として活躍中。

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