COLUMN

REIBOLA TOP > コラム > Vol.41 株式会社石川ツエーゲン 事業企画部MD・ホームタウン
担当/眞道ろこ

Vol.41 株式会社石川ツエーゲン 事業企画部MD・ホームタウン<br>担当/眞道ろこ

  • 2023.08.30

    Vol.41 株式会社石川ツエーゲン 事業企画部MD・ホームタウン
    担当/眞道ろこ

PASSION 彼女たちのフィールド

J2ツエーゲン金沢でホームタウンゲームの担当している眞道さん。体を動かすことが大好きだった中学生頃、Jリーグファンになったことをきっかけにスポーツ関係の仕事を目指し日体大へ進学。大学生の頃にはサッカークラブでインターンを経験し、夢が叶ってツエーゲンに入社し半年が過ぎました。思い描いたその場所にいる今、ここに至るまでの道筋と現在のご活躍、これからをお伺いしました。

―現在の活動内容について教えてください。

眞道 主にツエーゲンのグッズを担当しています。新商品の企画や管理、ホームゲームの時には店頭でグッズの販売に立ちます。
また、新しく始まったホームタウン活動としてチームのマスコット、ゲンゾイヤーと一緒に月に2回程度県内の保育園、幼稚園、こども園を回っています。

―1日のスケジュールはどのような流れでしょうか?

眞道 平日は9時に出社して事務作業などをします。ECサイトで注文していただいたグッズの発送やミーティング。あとは県内の園にゲンゾイヤーと行ったり社外へ出る日もあります。
ホームゲームの日は朝から開場時間に向けてグッズ販売の準備を進めます。開場してから試合終了後30分の販売時間は、店頭でお客様の応対をしています。

―チームに関わる事になった経緯を教えていただけますか?

眞道 もともとJリーグの試合を見るのが趣味で、将来はそういう仕事に就きたいと思っていました。
自分自身もスポーツは大好きで小学校ではバトントワリング、中高ではバスケットボールをしていました。中学生の頃、サッカークラブの裏側を見られるイベントがあって、普段立ち入れない場所やスタッフの存在を知る機会がありました。イベントの待ち時間にスタッフさんが、当時中学1年生だった私に対して、その職についた経緯や、どういった思いをもってこの仕事をしているかを真摯にお話してくださいました。こんなにも思いを持って働けるってとても素敵だなと強く感じ、それがサッカー業界を意識した入り口で、大きなきっかけになりました。
自宅や学校の場所がマリノスやベルマーレのホームが近くで、サッカーは身近にありました。なによりずっとサッカー観戦が好きで、あの時この職に就きたいと思って、そして今に至ります。
進路を考え始めた時も、他に選択肢はありましたがスポーツ業界を目指すために自分の意志を貫いて日本体育大学に進みました。在学中はスポーツマネジメントを学ぶのと同時に、現場を知らないままではダメだと思って、インターンにも参加していました。

―やりたいことがあって、それに向かって一直線ですね。

眞道 やりたいことをちゃんと実現するのはすごいって言ってもらうこともありますが、自分だけでできたことではなくて、インターンの時に教えて育ててくださった社員さんや、周りで支えてくれた方たちのおかげだと思っています。
仕事を考えるにあたって興味はあっても向いていないこともあるでしょう。その確認をする必要があると思っていたのでサッカーだけではなく、バスケットボールチームのインターンにも行きました。メディアやメーカーといったまったく違う職種にも挑戦してみました。
そうして、やっぱり最初にスポーツ業界を目指したきっかけであるサッカーのクラブが改めて自分にとって特別だと確認できました。

―ツエーゲン金沢は眞道さんにとってどんなクラブチームですか?

眞道 ツエーゲンは、もともと短期のインターンで来ていたクラブチームなので石川県での生活は初めてですが違和感なく馴染めています。金沢はごはんも美味しいし過ごしやすいです。
サポーターさんと会場でお話していると、勝ち負けはもちろん大事ですがそれよりも純粋にスポーツが好き、サッカーが好き、なによりツエーゲンが好きと思ってくださる方が多くて、地元愛の強さを感じますね。
クラブチームとしては小規模ですがイベントが多くて、パワフルな人間が集まっている会社です。

―おもしろそうなイベントがありますね!こういう企画はどこから?

眞道 社内でポロッと出た意見から企画になったりすると聞きます。
恒例イベントでいうと「ジェネレーションシリーズ」と言って年1度、時代の流行をテーマにしてイベントを開催しています。過去には「つっぱりナイト」や「ロックナイト」、今回はお相撲さんとのコラボで「どすこいナイト」と銘打って、その日だけのグッズを販売したり、飲食で特別メニューを出したり、選手の皆さん含めチームをあげてノリノリで準備をしています。
今年はなにをするんだろうと盛り上がっていただき、リリースした時の反応もとても嬉しいです。こういう盛り上がりを作れる私たちのチームは、今後のサッカー界になくてはならない存在なんじゃないかと思っています。

―ツエーゲン金沢のマスコットも面白いですよね。

眞道 そうなんです。私たちのチームにはマスコットが4体いて、そのうち2体はヒーローものです。4体それぞれのキャラクターに詳しい設定と相関図がしっかりあります。ここまでこだわりを持って作り込まれているのは、たぶん私たちのチームだけだと思います。

先ほど、県内の保育園、幼稚園、こども園を回ってるお話をしましたが、園にはヒーローのゲンゾイヤーと一緒にいきます。小さいお子さん達はサッカーやツエーゲンのことは知らなくてもゲンゾイヤーが来ると喜んでくださって。わーって寄ってきてくれて、みんな一緒にゲンゾイヤー体操をして楽しんで体を動かしています。

―今後の展望はありますか?

眞道 今は入社して日が浅く、グッズ担当として先輩についていくのに必死で足りないところをサポートしてもらってばかりなので、早くひとり立ちできるようになりたいです。
グッズを販売するにあたって、いいものを作るのはもちろんですが皆さんに買っていただけるようなグッズの見せ方、人を巻き込む力のある企画を作っていきたいなと思っていますが、これからですね。がんばります。
私たちの思い入れがあるので、グッズをを身につけてくださる方を実際に見るとやっぱり嬉しいですね。先日、街のスポーツバーでユニフォームを着てくださっているのを見かけて、試合会場以外でもグッズを身につけたいと思ってもらえたことが嬉しかったです。励みになりました。

―最後に伝えておきたいことはありますか?

眞道 スポーツ関係の仕事を目指している学生の方に向けてなのですが、是非インターンを経験してみてほしいと思います。
スポーツ業界って体力も要るし、土日は休みではないし、大変なだと思われがちですが、職場を実際に経験する機会があるのはすごくいいことだと思います。
ツエーゲンはそういう学生や夢を持っている人に対して学ぶ場所を提供していて、積極的に打ち出しているクラブです。今もたくさんの学生の方が全国から来てくれています。現場の熱意を肌で感じて、より解像度を高くしてスポーツ業界を目指してもらいたい、そういう方がもっと増えたらいいなと思っています。

―これからも活躍を楽しみにしています。ありがとうございました。

<プロフィール>
眞道ろこ(しんどう ろこ)
2000年生まれ。神奈川県藤沢市出身。中学生の時に趣味だったJリーグ観戦をきっかけにスポーツ業界を支える仕事を目指す。日体大でスポーツマネジメントを学び数々のインターンを経て現在、株式会社石川ツエーゲン 事業企画部MD・ホームタウン担当。

  • アカウント登録

  • 新規会員登録の際は「プライバシーポリシー」を必ずお読みいただき、ご同意の上本登録へお進みください。

ガンバ大阪・半田陸が戦列復帰へ。
「強化した肉体とプレーがどんなふうにリンクするのか、すごく楽しみ」