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Vol.1 連載、始めます。

  • 2020.05.10

    Vol.1 連載、始めます。

発源力

こんにちは。昌子源です。「Stay home」の毎日。みなさんいかがお過ごしですか? 僕はといえば、家にあるランニングマシンで走ったり、子供や犬とベランダで遊んだり。たまに人気の少ない近所を散歩したり、とできることを、できる範囲でやりながら過ごしています。チームメイトとも会えない日々が続いているけど連絡は…特にとっていません(笑)。基本的に他の選手がどんな調整をしているのか、気になるタイプでもないし、試合に絡み始めたプロ3年目くらいから自分の体としっかり向き合ってコンディションを作ることを続けてきたので、今もそのマインドで調整を続けています。

思えば、プロになりたての頃はオフシーズンの過ごし方がわからず、毎日走り、ボールを蹴って、シーズンインのキャンプには誰よりもコンディションがいい状態で臨んでましたが、そこがピークでは意味がないと気づいたというか…。そのことを周りの選手から学び、体を休めることの必要性も知り、キャンプの意味を体感するようになって、しっかりと「公式戦」を睨んだコンディションづくりができるようになりました。
もっとも、今はその「公式戦」のメドが立っていないため、どのくらいのペースであげればいいのか、強度はどうすればいいのか、悩むところもあります。ただ、僕の場合、右足首のケガで長い間、戦列を離れていたことや、今シーズンは公式戦を1試合も戦わないまま今に至っていること。活動自粛になる直前には久しぶりに練習試合を90分を戦えるところまで戻ってこれたこと。ガンバのメディカルスタッフに助けられリバウンドもほぼなかった中で、この先はプレーをしながら治療と強化を繰り返していく状態までもってこれていることを踏まえ、いつものシーズンオフよりは走る距離も、強度もあげています。今後は、最低でも今の状態を維持しながら、練習が再開した時に右肩あがりになっていく自分をイメージして今の時間を過ごそうと思います。
と、いきなり現状報告になりましたが、このたび、「発源力」という連載をスタートすることになりました。チームメイトはSNS等を通じて、いろんな発信をしたり、インスタライブをしているようですが、僕は昨年の9月くらいにSNSをやめてしまったのでこれまで特に自ら発信する場もなく…。今の活動自粛の期間限定でやることも考えたけど、基本的に面倒くさがりな性格を思えば1〜2回でやめてしまう気がしため、それも断念(笑)。代わりにと言ってはなんですが、連載を始めることにしました。
タイトルの通り、定期的に自分が発言(源)していく場所にしていきたいと思っていますし、せっかく始めるからには少し踏み込んだ思いや考え、その時々の記録としてここに残したいことを素直に伝えていきたいと思っています。
というわけで今回はJリーグ復帰に気持ちが動くきっかけになったケガとの戦い、トゥールーズFCのメディカル体制について今だから明かせることを…と思いましたが余白がなくなったのでまた次回に(笑)!

  • 昌子 源Gen Shoji
  • Gen Shoji

    1992年12月11日生まれ。
    兵庫県出身。
    11年に米子北高校から鹿島アントラーズに加入。14年には自身初のJ1リーグフル出場を実現するなど主軸選手に成長を遂げ、16年のJ1リーグや天皇杯優勝、18年のAFCチャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。
    18年12月にトゥールーズFCに完全移籍。すぐさまレギュラーに定着するも2シーズン目はケガに苦しみ長期の戦線離脱に。その状況を踏まえてJリーグへの復帰を決断し、20年から3シーズンはガンバ大阪で、23年は鹿島アントラーズでプレー。24年はFC町田ゼルビアに完全移籍となった。
    14年に日本代表に初選出。2018FIFAワールドカップ ロシア出場。

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