185cm/76kg、恵まれた体格で攻守における対人プレー、スピード、左右でのキックが武器のサイドバック。時にはセンターバックでもプレーできるユーティリティープレーヤー。東洋大学4年、市原亮太(DF)。母への恩返しを胸にプロの世界を目指す。
東京都町田市出身。小学3年から東京町田成瀬SCでサッカーを始める。チームはなかなか勝てなかったが中心選手として活躍した。
プロサッカー選手を意識して考えた時に、中学はJリーグ下部組織のジュニアユースへ進む事も考えたが、家庭の事情や試合への出場経験を求めてコンフィアール町田ジュニアユースに入団する。ジュニアユースでは特に、考えてプレーする事、サッカーIQの部分を学び成長したが、チームがなかなか勝てなかったり、プレーにも自信を無くしてしまい中学でサッカーを辞めることを本気で考えた。しかし、今まで育ててくれた母へ「プロサッカー選手になって母への恩返しがしたい。」という強い想いで、もう一度サッカーへ情熱を燃やす覚悟を決める。
高校は家から近く強豪校でもある、横浜創英高校に進学する。小学、中学と前線でプレーしていたが、高校からセンターバックでプレーし高校2年からは試合にも絡み始めた。
大学はセレクションを合格した中で特にレベルの高かった、東洋大学への進学を決める。周りの選手のレベルの高さに驚きながらも、大学1年でセンターバックからサイドバックへコンバートしそこから試合にも絡むようになった。恵まれた体格で攻守における対人プレー、スピード、左右でのキックを武器に大学4年の集大成の年、自身の夢と母への恩返しを胸に活躍を誓う。
text by Hideo Tanaka