174cm/65kg、小柄な体格ながらもセンターバックとボランチでプレー。丁寧なボールタッチと相手の攻撃の芽を摘む守備でゲームをコントロールできるアンカープレーヤー。「プロになって地元の子供達に夢を与えたい。」日本文理大学4年、中村拓久。
長崎県南島原市出身。物心ついた時からサッカーボールで遊び、肺炎で入院中に見たキャプテン翼に影響を受けて、小学3年からFC西有家で本格的にサッカーをスタートする。その頃にV・ファーレン長崎の試合を観戦し、「V・ファーレン長崎でプロサッカー選手になりたい。」と夢を抱き始めた。
中学はクラブチームではなく部活動でプレーする選択をするが、実際はサッカーの環境は良くはなかった。そんな中でもサッカーと向き合いブレずに努力し続けたその成果が創成館高校への道を作った。
創成館高校に進学してからは基本技術はもちろん、内気な性格からチームを引っ張る自覚が芽生え精神的にも成長し高校2年からスタメンでプレーする。
大学は自身の成長をさらに求めて日本文理大学へ進学。コロナ禍でプレー出来ない状況でもメンタルコーチをつけて自分自身と向き合う時間を作り「トレーニングの考え方、感情のコントロールなど新たな自分を発見できた。」と言うようにプレーへ良い影響を与えた。
174cm/65kgと小柄な体格ながらもセンターバックとボランチでプレーし、丁寧なボールタッチと相手の攻撃の芽を摘む守備でゲームをコントロールできるアンカープレーヤー。「地元のV・ファーレン長崎でプロになって子供達に夢を与えたい。」と、インカレへの出場と活躍を誓う。
text by Hideo Tanaka