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Vol.43 2022年が始動。開幕戦の相手は鹿島アントラーズに決定!

  • 2022.01.07

    Vol.43 2022年が始動。開幕戦の相手は鹿島アントラーズに決定!

発源力

©GAMBA OSAKA

新年あけましておめでとうございます。2022年も発源力、並びに、ガンバ大阪、昌子源をよろしくお願いします。
約1ヶ月のオフもいよいよ終わりを迎えようとしています。今オフはコロナ禍の状況を踏まえ、昨年に引き続き、国内でのんびりと過ごしました。息子の幼稚園が12月18日まであり、オフの前半は大阪を離れられなかったことから、息子が帰宅する14時くらいまでは妻と朝からカフェに出かけたり、寝たいだけ寝たり(笑)、オフにしかできない過ごし方をし、12月後半は元チームメイトの結婚式にあわせて少し早めに上京し、久しぶりに友人、知人との食事を楽しんだりもしました。
プロになってからというもの、シーズンオフはだいたい海外旅行に出かけたあと、残りの時間を使って普段はなかなか会えない、異業種の方に会って刺激をもらうことが多かったのですが、今回はコロナ禍で前者は無理だったし、後者も以前ほどアグレッシブに動き回ることはできませんでしたが、それでも久しぶりに数人とは再会ができて楽しい時間を過ごせました。
その一人が、六本木のセレクトショップで店員兼バイヤーさんをされている古くからの知人でした。僕の洋服の好みも、体のサイズもよく理解してくれていて、試着する前から僕にぴったりの服を選んでくれているプロフェッショナルな目利きにいつも驚かされます。洋服に関する知識もとてつもなく広く、深く、会うといつもたくさんの刺激をもらえます。話題はいつもファッションの世界についての話やパリコレクションやミラノコレクションでのエピソード、買い付けの際の駆け引き、人間関係の作り方、仕事を成功させるポイントなど、ファッション業界の話に及ぶことがほとんどですが、一見、サッカーとは全く関係のない話に見えて意外とサッカーに通じることも多く…。洋服を見る目、若い後輩店員の育て方、逆にベテランとしての役割などの話を聞いていて、サッカーに置き換えられることもたくさんあります。
例えば、ファッション界では圧倒的な知識量とキャリアを持った方なので後輩店員さんから質問を受けることも多いそうですが、そんな時は決まって、聞かれたことについて敢えて1〜10まで答えることはせず、1〜6くらいに留め、残りの7〜10は自分の感性、やり方で対応することを促すように心がけているそうです。理由は、1〜10まで伝えてしまうと自分のコピーというか、同じ感性の店員しか育たないから。これは、僕自身、年齢を重ねてベテランの域に突入しつつある中ですごく参考になった話でした。
考えてみたら経験のある選手は、若い選手に対して「今のプレーは、そうじゃないだろ。これを選択すべきだろう」と伝えがちですが、プレーの正解がないサッカーではそれは時に若い選手の成長を止めることにも繋がりかねません。もちろん、経験したからこそ感じられるものもあるのは事実で、それを伝えるのは経験者の役目でもあるのでその塩梅は難しいですが、今回の話を頭に置いておくだけで自分の言葉のチョイスが少し変わるかもしれないなと感じました。

というように、会えた人数こそ少なかったものの表舞台で活躍する人、裏舞台で頑張っている人と、いろんな異業種の方からサッカー界とは違う世界の話を聞いて、自分の知識を増やすだけではなく、自分なりにサッカーに置き換えて吸収し、という方法でたくさんのエネルギーを蓄え、明日8日には新シーズンが始動します。
すでに発表されているように開幕戦の相手は、鹿島アントラーズに決まりました。それを聞いてパッと思い浮かんだのが同カードで戦ったパナスタでの16年の開幕戦です。「あの時は、優磨(鈴木)が決勝ゴールを決めたよな」と思っていたら、開幕戦のカードの発表直後に優磨の鹿島復帰が発表されて、余計に当時の記憶が鮮明に蘇りました。
あのシーズン、鹿島はガンバとの開幕戦で白星発進した後、1stステージで快進撃を見せてステージ優勝を飾り、チャンピオンシップを勝ち上がってリーグ優勝を決め、クラブワールドカップに出場しました。そのことからも改めて『開幕戦』が持つ意味は大きいなと思い直したし、白星発進への思いがより強くなりました。しかも、あの時と同カードで今年の開幕戦を迎えるとなれば燃えないはずがありません!ガンバにとっては新しいエンブレムをつけて戦う最初の公式戦だと考えても何が何でも勝ちたいし、もちろん今回は、優磨にゴールを決めさせるつもりもありません。そのことをまずもっての目標に描きながら、フレッシュな気持ちで新チームでの始動を迎えたいと思います。

  • 昌子 源Gen Shoji
  • Gen Shoji

    1992年12月11日生まれ。
    兵庫県出身。
    11年に米子北高校から鹿島アントラーズに加入。14年には自身初のJ1リーグフル出場を実現するなど主軸選手に成長を遂げ、16年のJ1リーグや天皇杯優勝、18年のAFCチャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。
    18年12月に完全移籍が発表されたトゥールーズFCでもすぐさまレギュラーに定着したが、2シーズン目はケガに苦しみ、長きにわたり戦線離脱。その状況を踏まえてJリーグへの復帰を決断し、20年2月にガンバ大阪への完全移籍が発表された。
    日本代表にも14年に初選出。18年のワールドカップ・ロシア大会でもレギュラーとして活躍した。

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