COLUMN

REIBOLA TOP > コラム > Vol.3 サッカーをするカラダづくりには『補食』が大切。

Vol.3 サッカーをするカラダづくりには『補食』が大切。

  • 2019.06.19

    Vol.3 サッカーをするカラダづくりには『補食』が大切。

連載コラム(食・栄養) 戦うカラダは自分でつくる

  • 柴田 麗Urara Shibata
  • Urara Shibata

    管理栄養士/公認スポーツ栄養士
    大学にて体育の教員免許を取得後、カラダを動かすことから食べることの世界に興味を持ち、栄養学を学んで管理栄養士を取得する。筑波大学修士過程を修了した後、05年に明治製菓株式会社(現・株式会社明治)に入社。
    様々な競技のトップアスリートの栄養サポートに携わり、19年3月に退社。現在はフリーで活動している。好きなスポーツに出会うことは人生を豊かにすると信じてやまない。

みなさんは、補食(ほしょく)という言葉を聞いたことはありますか?「必要な栄養やエネルギーを満たすために、朝、昼、夕の3食に加えて物を食べること」です。

成長期のサッカー少年のカラダは一般的な子どもに比べて、たくさんの栄養を欲しがっています。骨や筋肉を大きくするためだけでなく、サッカーで走ったり蹴ったり、たくさんカラダを動かすことで多くの栄養を使っているからです。ですので、少年期のカラダは大人よりも小さいですが、大人以上に多くの栄養素が必要になります。
ただ、まだ1食で十分な量を食べられず、3食で必要とする量を食べられない場合もあります。これは、成長の途中なので、当然。だからこそ朝、昼、夕の食事以外で何を食べるか。「補食」がサッカーをするカラダづくりにはとても大切なのです。

例えばお昼ごはんが外食で、果物や乳製品が食べられなかったら、昼食と夕食の間に100%フルーツジュースを飲んだり、ヨーグルトを食べたり。いつもよりもサッカーの練習をたくさんした時には練習後におにぎりを食べるのもいいでしょう。「自分は食事量が少ない」と感じたなら、総菜パンもお勧めです。そんな風に補食は、サッカー少年のカラダづくりの頼れる味方になるのです。

食事以外に食べるのなら、チョコレートやクッキー、スナック菓子などのお菓子類がいい! という子供たちはきっとたくさんいると思います。私も好きですし、トップアスリートの中にもお菓子が大好きな人もいます。ただし、美味しくて食べると嬉しい気持ちになるお菓子は、残念ながらサッカー少年の補食として毎日習慣的に食べることはお勧めできません。
その理由は、お菓子を食べることで大切な3食の食事の量が減ってしまい、必要な栄養素が不足してしまう可能性があるからです。
お菓子は、そのほとんどが『糖質』と『脂質』でできています。にも関わらず、お菓子でおなかがいっぱいになってしまったら、骨や筋肉、体調を整えるために必要な栄養素を摂れなくなってしまいます。しかも、美味しいお菓子は、意識しておかないと、日常にどんどん入り込み、習慣になります。そうなれば、お菓子をやめることも難しくなるのです。

「お菓子は全面禁止!」ではなく、自分流のルールを作って食べるようにしましょう。例えば、何かを達成した時のご褒美、ゴール決められたら、週末だけ、などなど。実際、お菓子が好きなトップアスリートも『自分ルール』を作りお菓子と上手に付き合っています。
そして、3食の食事と補食を食べ、カラダをつくり、毎日の厳しいトレーニングを繰り返し、試合で最高のパフォーマンスを出す準備をしているのです。
みなさんもカラダづくりには、「補食」で何を選ぶと良いのか考えてみましょう。

Vol.11 東京ヴェルディ/MF小池純輝