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日本営業大学学⻑ 中田仁之 × REIBOLA編集⻑ 石神直哉 後編

  • 2020.06.26

    日本営業大学学⻑ 中田仁之 × REIBOLA編集⻑ 石神直哉 後編

The INTERVIEW

前回に引き続き、日本営業大学の中田仁之さんに石神直哉がインタビュー。前編では日本営業大学設立までの経緯や中田さんのアスリートに対する考え方をお聞かせ頂きました。後編では、石神直哉がさらに深く日本営業大学のことを探っていきます。

石神 後半のお話を開始させて頂きます!いきなりですが、現在は(6月初旬)は講義を行っているんですか?

中田 既に講義は始まっています。5月11日から1期生の講義が始まっていて7月上旬に全ての講義を修了する予定です。その後は就職したい生徒は就職まできちんとサポートさせて頂き、起業したい生徒は起業支援とその後のサポートもさせて頂いております。自分の考えや我流で起業するとなかなかうまくいかないということを何度も見てきたので、しっかりサポートをして失敗のリスクを軽減できればと思っています。

石神 起業するための必要な手続きや準備までサポートしてくれるというのは心強いですね!ちなみに就職したい方や独立したい方ではなく、講義に興味がある方や勉強したい方でも入学はできるのですか?

中田 はい、できます!実際に前半のお話にも出てきた東洋大学体育会スピードスケート部の3年生は就職がまだ先なのですが今のうちにビジネスのことを学びたいということで入学して来ていますからね。なので、現役アスリートでもいずれ来る引退の時のために現役のうちから学んでおきたいという方でも大歓迎です。受講・卒業から期間が空いたとしても私たちはしっかりサポートさせて頂くので、競技以外の空いている時間で将来のことを学んでおいて、引退後に日本営業大学にサポートしてもらうという流れもできます。

石神 現役アスリートにとっては将来のための一つの支えになると思いますね!将来の事が不安になった時や、急な怪我や解雇で現役を退くことになった時の拠り所として日本営業大学さんを活用できるということですよね。学んだことを活かすこともできると思いますし、実際に相談してくれる場所があるというのはアスリートにとって心強い存在だと思います。

中田 ありがとうございます。僕たちは現役中や引退後に不安を抱えるアスリートの受け皿になりたいと思っているので石神さんにそう言って頂けるのは励みになります。「去年の現役中に日本営業大学があれば僕もっと競技も頑張れたと思います」と、実際に今いる受講生が言ってくれていますし、「困ったら日本営業大学に頼ればいい」と安心感を持って競技に励むアスリートが増えて欲しいですね。

石神 前半で僕は現役中に不安になった時に本を読むと言ったんですが、その時に日本営業大学の講義を受けることができていたらその時の不安も解消できたと思いますし、引退後の不安も小さくなると思ったので、もっと早くから開校して欲しかったです(笑)
また、日本営業大学は「大学」と名乗っていますが、一般的な大学と同じように履修科目があって、そこから生徒が自由に科目を選択できる仕組みなのでしょうか?

中田 はい、基本的には生徒が自由に科目を選択できる仕組みにしています。ただ、30科目以上用意しているので入学したばかりの生徒は自分がどんな科目を選択すればいいのかがわからない場合が多いです。そのため、入学したら最初に適性検査を行っています。起業に向いているとか、法人対応の営業が向いているといった結果が出るので、それに合わせたコース・パッケージを生徒に紹介しています。もちろん適性結果が全てではないので、客観的なデータとして受講生に参考にしてもらい、自由に科目選択をしてもらう流れになっています。

石神 適性検査があって自分に合っているコースをある程度決めてくれるというのはありがたいですね。僕が神奈川大学に入学した時は先輩から聞いたおすすめの科目を適当に選択してました(笑)
しかもアスリートは高卒でプロになる選手もいて、そもそも科目を自分で選択するということすらしたことがない場合もあるので、アスリートにとっては優しい仕組みだと思います。
入学から科目選択・受講まではとてもスムーズな流れになっていますが、卒業後の進路についてもお聞きしたいです。先ほどのお話では就職のサポートもして頂けるとのことでしたが、紹介頂ける企業は日本営業大学と何かつながりがある企業なのでしょうか?

中田 そうですね。僕たちの大学で学ぶ事でスポーツを通じて身につけている「自分が気付いていない強みに自分で気付ける」というのはメリットだと思っています。できる限り自分で強みを見つける事で自己肯定感も上がって次のステップに繋がりやすくなるので、生徒の力をできるだけ引き出すように教える事は心掛けています。

石神 自分の強みを自分で知るという事がキーポイントですね。アスリート特有の強みがたくさんあるという事はわかってきたのですが、逆にアスリート特有の弱点や課題は何かありますか?

中田 僕らのコミュニティでの活動に賛同して頂いてアスリートを応援したい、アスリート人材を採用したいと思う会員企業にご紹介させて頂くことがほとんどです。実際、アスリート人材を採用したいという中小企業のニーズは高いのですが、アスリートに出会える場がない、中途採用市場にほとんどアスリートがいないというのが現状なので、企業様のニーズに応えつつ受講生も安心して就職できるようにまずは会員企業にご紹介する流れにしております。
今までの傾向を見ると、有名な選手ほど有名な企業に入ろうとする場合が多いのですがこの選択はあまりオススメしていません。企業の知名度だけで就職を決めてしまうと能力が伴っていなくて結果的には活躍できず、すぐに会社を辞めてしまうことがほとんどなのです。

石神 アスリートは企業からニーズがあるということすら知らない場合が多いと思います。前半のお話でもあった「非認知能力」が意外と必要とされているという自覚があるとアスリートは自信を持って競技に打ち込めたり、引退後のキャリア選択ができると思いますね。また、アスリートとしてある程度のキャリアを築いた方はプライドや自信を持っているというのも納得です。でも、次のキャリアに移るためにはそういったプライドや自信、築いたものを捨て去る覚悟も必要ということですよね?

中田 プライドや自信は大事なので持っていていいと思うのですが、次のキャリアで活躍したいと思うのであれば競技への未練は一切捨ててもらいたいと思います。また、自分に向けてプライドを持つことはいいことだと思いますが、プライドを外に出してしまうと人としての価値、社会人としての価値は下がってしまうと思うのでそこは気をつけて欲しいと思います。

石神 間違いないですね。そういえば今の授業はZoomを使ったオンライン授業をしているとのことでしたが、今後もオンライン授業が主体となるのでしょうか?

中田 本来は東京と大阪に教室を設けているので、そこで授業をするというスタンスなのですが、新型コロナウイルス感染症の影響もあって、今はZoomを使ったオンライン授業をメインとしています。2期からはおそらくコロナの影響も落ち着いてくると思うので、教室でのライブ授業がメインになる予定ですが今はまだわかりません。おそらくは教室とZoomを併用するスタイルになるかと思います。こちらも授業を撮影しながら行うので、遠方の生徒や教室に来られない生徒でも、リアルタイムでオンライン授業を受けることができる体制をとっていきます。また映像として残るので、授業に参加できなかった生徒は動画を見て授業内容を確認できるような仕組みも作っています。

石神 どこにいても授業を受けることができるのはアスリートにとっては嬉しいかもしれませんね。所属チームが東京・大阪でなくても勉強ができますからね。ちなみに実際の講義を一般の方が見ることはできるのでしょうか?

中田 「公開講座」という講座を用意しており、こちらは一般の方でも受講可能です。オンタイムであればオンラインでも講義に参加することができます。それ以外は基本的には生徒と会員企業様のみが閲覧できるクローズな形をとっています。

石神 実際どんな講義をしているか、どんな先生がいるかがわかるのはこれから入学を考えている方が安心できるポイントですね。今お話を聞いている中で、公開講座や日本営業大学についての動画・記事、例えば受講生の声などがREIBOLAからも出せればいいなと思いました。今、REIBOLAを閲覧して下さっている方はサッカー選手やチーム関係者・他競技のアスリートが多いと思うので、そういった方々のためになる講義や記事が出せたら嬉しいです。

中田 ありがとうございます。こちらもご協力頂けるのは大変嬉しいです。例えば、いま行っている講義は90分授業なのでこれを全て動画にして見てもらうのはしんどいと思いますが、多少編集した動画を掲載頂くというのは願ったり叶ったりです。なかなか文章や画像だけでは伝えきれないことが多いので、動画を通して皆さんに少しでも日本営業大学の良さや雰囲気などを知ってもらえたら光栄です。

石神 ぜひ力になれればと思います!実は最近「REIBOLA EYE」というサービスを再リリースした影響もあって高校生、大学生の閲覧者が増えているんですね。そういった将来が有望な選手にも早いうちから勉強してもらえたらいいなと思います。

中田 学生のうちからぜひたくさん学んで頂きたいというのは僕らも思っています。今、コロナの影響で就活がオンラインになってうまく企業とコミュニケーションを取れない学生が増えていたり、将来の不安に不安を感じる学生が増えているんです。なので、僕らは就活生支援ということで高校生・大学生は就活支援セミナーを無料で開催しています。条件は前半でもお話した通り「今までスポーツに打ち込んだことがある方」ですが、これをクリアしていれば誰でも大歓迎です。

石神 学生にとってはすごく嬉しいことですよ!ただ、大学4年生は3年生までに単位を取り終えていたらいいですね。僕は単位が足らなくて4年生の時にフルで授業を受けていましたから(笑)ちゃんと単位を取り終えている方が多いと思うので日本営業大学で学んで時間を有効活用して欲しいですね。

中田 もちろん授業がある受講生は学校の授業を優先して受けてもらって、その後に動画で日本営業大学の講義を見て勉強してもらうこともできるので、うまく活用してもらえればと思います。あとは学生だけでなくて社会人チームやJチームといった団体に対して日本営業大学から何かできることがあればいいなと思っています。例えばチームの共通認識として学んで欲しいことを挙げていただいて、その内容にあった講師をうちから派遣するみたいなこともできそうです。

石神 それもおもしろそうですね!セカンドキャリアのことだけでなくて、社会人のマナーとかビジネスについてとかサッカー以外の事を幅広く学ぶ機会があると選手のためにもなると思います。ほとんどのチームがスポンサーに応援してもらってサッカーをしている中で、対外的なスキルが欠けていたり、一人の社会人としてしっかりしていないと、知らないところでスポンサーに迷惑をかけてしまうこともあると思うので、需要はあると思います。

中田 日本営業大学とREIBOLAさんはおそらく親和性が高いと思うので、今回の対談だけでなく今後も一緒に何かおもしろいことができればと思います。まじめなことに限らず、元野球選手と元サッカー選手のコラボ企画でバッティングセンター対決とかPK対決とかそんなようなこともできたら楽しそうですね!

石神 コラボ企画は楽しそうですね!ぜひいろいろ企画させて頂いて、アスリートのためになることをどんどん発信できればと思います。では、お時間になりましたので今回の対談はここまでにさせて頂きます。今回のお話を通して日本営業大学に興味を持ったアスリートの方々はぜひホームページをご覧頂ければと思います。中田さん、本日は貴重なお話をして頂いてありがとうございました!今後ともよろしくお願い致します!

中田 こちらこそありがとうございました!引き続きよろしくお願い致します!

<PROFILE>
中田仁之(なかた・ひとし)
1969年生まれ、大阪府出身。
幼少期から大学まで野球に没頭し、関西大学4年時には日本代表に選出される。社会人野球への道もあったが野球を辞める決断をし、一部上場企業に入社。営業及びマネージャーとして20年間従事した後、2012年に株式会社S.K.Y.を設立して独立。販売促進・売上拡大を柱としたコンサルティング事業を展開し、2015年には飲食店の経営も開始した。現在はアスリートを対象に営業力を強化する教育機関、一般社団法人S.E.A 日本営業大学を設立し、アスリートのキャリア支援事業に力を注いでいる。

<PROFILE>
石神直哉(いしがみ・なおや)
1985年3月2日生まれ、茨城県出身。
茨城県立鹿島高等学校、神奈川大学を経て2007年に鹿島アントラーズへ入団。
左サイドバックとして1年目から頭角を現し、2008年にはU-23日本代表に選出される。その後、C大阪、湘南ベルマーレ、大分トリニータ、東京ヴェルディ、V・ファーレン長崎、ギラヴァンツ北九州、FCマルヤス岡崎を渡り歩き、現在はFC TIAMO枚方でプレーヤーとして活躍しながら、REIBOLAで編集長も務めるデュアルキャリアを築いている。

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栄養チャージ!リカバリースムージー/管理栄養士 スポーツフードアドバイザー 坂本星美